サクニッキ(はてブロ版)

ジバク

  ジバク

外資系投資会社のファンドマネージャーである麻生貴志は、年収2千万を稼ぎ、美しい妻・志緒理と1億4千万のマンションを購入する予定を立てていた。自らを“人生の勝ち組”と自任する貴志は、郷里で行われた同窓会でかつて憧れた女性ミチルに再会する。ミチルに振られた苦い過去を持つ貴志は、「現在の自分の力を誇示したい」という思いだけから、彼女にインサイダー行為を持ちかける。大金を手にしたミチルを見て、鋭い快感に似た征服感を味わう貴志。だがそれが、地獄への第一歩だった…。

山田宗樹の今季物。
ファンドマネージャーとか今までにない設定や カタカナや数字が
読む機会を遠退かせていたが この一冊だけ読んでないってのもなんなんで読んでみた。
読み始めるとさすがさすが。グイグイ惹きこまれていった。
人物描写は本当にウマイ。


設定も今までにないなら ストーリーも今までにない悲惨三昧で
いい人ばかり出てくるから山田宗樹の本はスキ。っていうのが崩れた。
最後の最後で老いたミチルに出会ったりとか 彰子からの遺書が届いて
何かこう…考えるものがある。生きてこそ人生。みたいなオチかと思ってたら違った。
後半 医療ソーシャルワーカーが出てくる辺りは 早くも次回作の構想が
ここで出来上がっていたのかも知れない。読む順番を間違えたな。という印象。