サクニッキ(はてブロ版)

レインツリーの国

レインツリーの国

レインツリーの国

価格:1,260円(税込、送料別)

あなたへの気持ちに嘘はない。でも会うことはできません。かたくなに会うことを拒む彼女には、そうせざるを得ないある理由があったのだ……。ネットで知り合った男女をめぐり、謎と愛の予感とがせめぎあう、切なくて泣ける瑞々しいラブ・ストーリー。

なぜだろう。もう数ページ目からアタシの涙工場が生産を開始して、
いつでも出荷OKです!って体制になったのが驚いた。
どこをどう読んでも泣ける要素なんて何もない冒頭なのに。
だけど、主人公の男女が初デートして、その後のやり取りには号泣してしまった。
男なんて、大分自分勝手な持論をさも正論のように語り、それの間違いを指摘されると、
それは無知が故と言い訳する、言葉にするまでもなく最悪なやりとりなんだけど、
なんだか必死さが…。実際の手紙ではなく、小説なんだから、著者の匙加減なんだけど、
伸の必死さがこう、なんつーか、泣けた。繋がっていたいと思う気持ちが、
昔の自分の恋愛と重なったからかも知れない。
アタシも、ケンカは仲良くなる為にする派だったので。
仲良くする気のない奴とはケンカなんてめんどくさい事しないよ。
だけど、だけど、それとはまた反対に、ひとみちゃんと同じく、
どこまで許されるか試す。みたいな事もよくやった。
アタシもある意味障害者なんだろう。ココロの。でも、女の子はみんなそーじゃん?
「彼女の彼」の春美を思い出したなー。最近本読むと昔の漫画ばっか思い出すww
実写を想像したら、はるみちゃんは宮粼あおいしか考えられなかったよ。
後半は伸の人物像がブレていって同じ人とは思えなかったりとか色々あったけど、
聴覚障害についても考えさせられたいい一冊だった。