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早期Ph+CMLに対するニロチニブの有効性

http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/40124/Default.aspx

ニロチニブは、第二世代BCR-ABL阻害剤で、これらの患者に対する
ファーストライン治療として、米FDAの認可を得たばかりである。
これまでの試験では、導入早期でのより高い細胞遺伝学的完全寛解 (CCgR)率と
分子遺伝学的寛解 (MMR)率が示されてきたが、同試験では被験者を
36ヶ月間(中央値)追跡し、有効性が持続するかどうかを検討した。
1日当りの投与量は、1~3ヶ月の時点で750~800mg が62%で、
24~30ヶ月の時点でも同用量の割合は64%と、安定的に推移していた。
測定最終時の投与量の割合は、800mgが63%、600mgが4%、400mgが25%であった。
主要評価項目である細胞遺伝学的完全寛解 (CCgR)率は、3ヶ月目で78%、
6ヶ月目と12ヶ月目には96%に上り、1人を除き全員が一度はCCgRに達していた。
またMMRは、3ヶ月目で52%が達成し、12ヶ月目では85%に至った。
累計では30ヶ月目で97%が達成、一度もMMRに至らなかった患者は今のところ
3人となっている。92%が現在も治療を継続。治療を中止した6人(9%)のうち
3人(4%)は、リパーゼの上昇が原因であった。この他副次評価項目である
全生存率と無増悪生存率、治療奏効維持生存率はそれぞれ97%、
無イベント生存率は91%に達した。試験期間中に、ABPに進行した患者は
1人のみであり、Rosti氏はこれらの結果を受けて、ニロチニブは素早い寛解
導くだけでなく、奏効が3年以上安定的継続することも示されたと結論した。