サクニッキ(はてブロ版)

最期の言葉

下で寝てしまったオチビを担いで2階の布団へ。
27キロ前後の物体は、アラフォーの身に堪える。
布団に置いたら目を開けて、ゼェゼェ言ってるアタシを見た。
んだよっ!ここまで運んだんだから寝ろよっ!って形相になる寸前で、
「母ちゃぁん…大好きぃ」だなんて、ありがとね。
それでも、このまま話し始めると確実起きてしまいそうなので、
シカトしてパソを、そっとそっと気遣ってキーを叩いて…。
暫くすると、すーすーと寝息が聞こえた。
今日の最後の言葉は「母ちゃん、大好き」だった。


こんな時…いつもじゃないけど、たまにね、思い出す。
あの頃のオチビより年上で、今のオチビより年下の小さなあの子が、
どんな気持ちで


「忘れないでね…」


そう言ったのか…。
その言葉が出るまでに、どれほどの苦しみを越え、
どれほどの絶望を感じ、どれほどの諦めを?
それとも、欲望なんてとうの昔になくなって、心だけの、魂の言葉なのか?
小さな子供が、死を受け入れて、残る人に言葉を送る…。
想像を絶する。


アタシのオチビは、明日も言葉を発する。
「大好き」だったり、文句だったり、弱音だったり、
キレイも汚いも同じだけ吐き出す。
そばでそれを聞ける事はとても幸せな事だと思う。



忘れないよ。ずっとずっと忘れない。