サクニッキ(はてブロ版)

箱庭図書館

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価格:1,365円(税込、送料別)

少年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」から生まれた6つの物語。【目次】 小説家のつくり方/コンビニ日和!/青春絶縁体/ワンダーランド/王国の旗/ホワイト・ステップ

久しぶりの読書。久しぶりの乙一作品。良かったー!!
この本は発売されてすぐに手に取ったのだけど、1話目の題名を見て、
なんだよ乙一自伝小説かよ、エッセイ?と思ってガッカリして読まなかったのだけど、
今回何気なくあとがきを読んだら、全くの勘違いだったことが分かり読みだした。
変わってしまったと思っていたけど全然。「ワンダーランド」まではGOTHのようで、
相変わらずの捻くれフィルター通して見る世界観にうん、うん、わかるブヒー!と、
ドキドキとハマっていった。読んでいる途中ではちょっとわかりにくい所もあったけどね。
全ての物語に同じ人が登場するのは好きだけど、
「王国の旗」ではちょっと無理がある気がした。
最後の「ホワイトステップ」は乙一もあとがきでいうように(多分「Calling You」や
「しあわせは子猫のかたち」)今まで書いたものに似たような話ではあるけど、
すごく良かった。切ない話を書かせてもスゴイ。本当はこの話はボツだったらしいけど、
よくぞ思いなおしてラストに持ってきてくれた。という感じの締めくくり。*1
というか、一体前半はなんだったのよ?という気もしなくはないが…w
う〜ん。久々の読書、楽しかったー。


原作:http://renzaburo.jp/8528/

*1:あの子たちも、アタシの知らない世界で元気に笑っているのかも知れないと思ったら、嬉しくって泣けてきた。